結婚指輪手作り
「ワックス」コース

「ワックス（WAX）」という"ろうそくのロウ"のような素材を用いて、鋳造（ちゅうぞう）の鋳型（いがた）となる原型を作るコースをご紹介します。

鋳造とは

鋳造（ちゅうぞう）とは、指輪の形をした空洞を持つ「鋳型（いがた）」を作り、溶けた貴金属を鋳型に流した後、鋳型を破壊して指輪を取り出して製造する方法です。

鋳型を作る際に、まず、指輪の元になる「ワックス（WAX）」という、"ろうそくのロウ"のような素材を用いて原型を作る必要があります。

「ワックスコース」では、ワックス素材を削って指輪の原型を作って頂きます。

ロストワックス
について

鋳造のプロセスはとても複雑です。

"ワックスモデリング"や"ロストワックス"と呼ばれる製法で、現在、市場で販売されているジュエリーのほとんどが、この製法によって生産されています。

お2人が行う作業は、一番初めのワックス素材を削って指輪の原型を作る工程となります。

作れるデザイン

ある程度、自由なデザインで製作が可能です。

お客様が作りこめない部分は、ケルヒの職人が手を加えさせて頂きますが、手作り感を残したい場合はご相談下さい。

また、「ミル打ち」「モチーフ」「石留め」等は、鋳造後の工程で施させて頂きますので施す前の状態まで作って頂きます。

使用できる素材

オーダーメイド同様、豊富な素材がお選び頂けます。

【ワックスコースの素材（プラチナ）】
素材	刻印	特徴
素材：プラチナ900	刻印：Pt900	ケルヒでは基本的に、プラチナにパラジウムという貴金属を加えた「プラチナ900（PT900）」を使用しています。
素材：プラチナ950	刻印：Pt950	PT900よりも純度の高いプラチナで、ルテニウムという貴金属を加えて硬く加工しております。PT900よりも割高です。

【ワックスコースの素材（ゴールド）】
素材	刻印	特徴
素材：18金ホワイトゴールドＡ	刻印：K18WG	ゴールドにパラジウムを含んだ合金になります。ファッションジュエリーでは、ロジウムというメッキをかけたホワイトゴールドが多く販売されていますが、ケルヒのホワイトゴールドはパラジウムの割合が多いため、メッキを施さずに製作可能です。深みのある白さが特徴的です。
素材：18金ホワイトゴールドＢ	刻印：K18WG	ファッションジュエリーに多く使用される、一般的なホワイトゴールドです。通常、ロジウムメッキを施して仕上げますが、メッキを施さない場合は、シャンパンゴールドになります。ホワイトゴールドＡよりも安価です。
素材：18金イエローゴールド	刻印：K18	金と銀と銅の合金で、一般的な黄金色のイエローゴールドになります。ケルヒの指輪で「18金イエローゴールド」と記載があるものは、すべてこの素材になります。
素材：18金ピンクゴールド	刻印：K18	銅の割合を多くした素材がピンクゴールドです。ファッションジュエリーに多く見られる10金ピンクゴールドよりも、淡いピンク色が特徴的です。
素材：18金グリーンゴールド	刻印：K18	ピンクゴールドとは反対に、銀の割合を多くした素材がグリーンゴールドです。通常のイエローゴールドよりも青みがかった色合いが特徴的です。時間の経過と共に、色の風合いが楽しめる素材です。
素材：18金シャンパンゴールド	刻印：K18	18金ホワイトゴールドＢをメッキを施さずに仕上げると、淡いシャンパンのような色合いになります。

ワックスコース価格

結婚指輪手作りプラン「ワックスコース」にかかる料金は、

・基本料金（※）
・地金代（※）
・オプション料金（石留め、文字彫刻等）

となります。

制作日当日に、基本料金を頂戴致します。

指輪完成後、納品の際に、合計金額より基本料金を差し引いた残金を頂戴致します。

【ワックスコース価格（指輪1本あたり、税抜）】
※基本料金には、ワックス素材製材工賃、鋳造工賃、指導料、最終仕上げ工賃が含まれます。
※地金代は、デザイン、サイズ、相場によって価格が変動致します。
素材	基本料金	地金代目安	オプション代	合計
素材：プラチナ900	基本料金：25,000円	地金代目安：35,000円位～	オプション代：0円～	合計金額：60,000円位～
素材：18金ホワイトゴールド	基本料金：25,000円	地金代目安：35,000円位～	オプション代：0円～	合計金額：60,000円位～
素材：18金イエローゴールド	基本料金：25,000円	地金代目安：30,000円位～	オプション代：0円～	合計金額：55,000円位～
素材：18金ピンクゴールド	基本料金：25,000円	地金代目安：30,000円位～	オプション代：0円～	合計金額：55,000円位～